1974年に金沢大学法文学部史学科に考古学講座が開設され、同時に考古学履修コースが設けられました。日本海側の国立大学では初の考古学専攻コースでした。翌年には大学院文学研究科史学専攻に考古学研究分野(修士課程)が創設されました。  1980年の文学部の分離・独立にともない、文学部史学科所属となり、さらに1996年の文学部改組にともない国際文化交流史講座と合併しました。  2008年4月より施行された学域再編に伴い、人間社会学域人文学類歴史文化学コース考古学専門分野として新たなスタートをきりました。考古学を担当する専任教員は教授・准教授の2名体制となり、考古学教員は人間社会研究域歴史言語文化学系に所属しています。  学生は学類2, 3, 4年生が各数名、大学院人間社会環境研究科の博士後期課程、博士前期課程に研究者を目指す学生が在学しています。  歴史文化学コース考古学専門分野の授業科目は、「考古学概論」、「地域考古学概説」、「考古学特殊講義」、「考古学演習」、「考古学実習」などからなっています。博士前期課程では、「比較考古学」と「地域考古学」の名称を冠する特論・演習と「考古学実習」が開講科目です。博士後期課程も4科目が開講されています。   講座開設以来これまでに約300名以上の卒業生を世に送り出しています。そのうち80名ほどが教員・学芸員・地方自治体職員・民間調査会社技術者などとして考古学関連の職業に従事しています。その他の卒業後の進路は一般企業・官公庁への就職あるいは大学院進学などとなっています。 Menu に戻る